FAQ(よくある質問)
よくある質問
Q.不貞慰謝料の平均額はいくらくらい?
不貞慰謝料の平均額についての特集紹介です。
家庭の法と裁判14号で不貞慰謝料についての統計データの分析がされています。
この特集は何回か続いているもので平成27年10月から平成28年9月に東京地裁で不貞慰謝料の請求をして判決が出た123件を分析した内容です。
この号の特集内容は、夫と妻がいて妻が不貞相手との間に関係を持ったというようなケースで、配偶者と不貞相手を共同被告とした場合
つまり、配偶者と不貞相手の両方を訴えた場合と
配偶者だけを訴えたというケースで
認められた平均の慰謝料額の比較がされていたものです。
共同被告とした場合 、もともとの請求金額の平均値は638万円。
判決で認められた金額の平均値183万円ということです。
これに対して、配偶者だけを訴えたケースでは
請求金額としては350万円が平均値
認容金額としては90万円が平均値とのことです。
あくまで平均値ではあるので、個別の事件で変動があるでしょうし、統計の件数についても、東京地裁に限られ、さほど多くないことから、全国的な数字かというと、微妙な話ではあります。
認容慰謝料額が30万円という事件が2つ、100万円が1つ、200万円が1つとされています。
一つの参考値としてはチェックしておくべき数字でしょう。
不貞の慰謝料の請求に対して、認容の割合としては30%ぐらいというような数字が出ていますね。